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スターキングデリシャスは米国ニュージャージー州のモンロービル・レービス・マード市の果樹園で、1921(大正10)年に
発見され、1932(昭和7)年にようやく日本に入ってきたりんごの品種です。
芳香があり甘みが強く、食感がよいことから「りんごの王様」として、昭和のはじめころに主要品種として人気を博していました。
しかし、厳しい低温管理をしなければ軟化しやすく、また輸送の際に傷つきやすいなどデリケートな品質管理が必要なことから、次第に日本では生産量が減ってしまいました。
現在では福島県の1農家でしか栽培されていません。
スターキングデリシャスがいかにすばらしいかは、日本に持ってきた東京銀座の高級果物店千疋屋を経営する斎藤義政氏のほれ込みようを見るとよくわかります。
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「1928(昭和3)年の秋、東京銀座の高級果物店千疋屋を経営する斎藤義政氏は、わが目で見、わが舌で味わったものだけを売る主義だったので、果物行脚のためにアメリカを旅行中であった。
ある日、ニューヨーク市で香りの高い、暗赤色の長円錐形の肩の張ったりんごを見つけた。購入してホテルの自室に持ち帰った彼は、このりんごのもつ芳香にすっかり魅せられる。味も、舌触りもすばらしい、理想のりんご、夢のりんごと思った。
翌朝、前日の果物店を訪ね、このりんごがスターキングデリシャスで、アメリカの新品種であることを確かめる。またこの品種の苗木は、ミズーリ州ルイジアナにある世界最大の種苗会社スターク兄弟商会の専売だということを突き止める。いろいろと苦労してスターク商会と交渉して、ようやく苗木2本を購入する予約をすることに成功する。
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スターキングデリシャスはこれほどまでに苦労を重ね、日本に入ってきた「絶品のりんご」なのです。
見佳屋の「はちみつりんご酢」は、このスターキングデリシャスを惜しみなく絞り、その他の水分を1滴も入れずにご提供しています。
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